筋トレして身体を鍛え、モテる男のマインドを学ぶための学校

たった2分で筋トレ成功率を診断しませんか?

人工甘味料の入っているプロテインを飲んでも安全なのだろうか?

WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -
日本で唯一「モテるためのボディメイク」を教えているモテボディの専門家。マッチョになるためではなく、女性にモテるための身体づくり情報をお届けしています。 筋トレは手段です。モテるために使い倒してやりましょう。
詳しいプロフィールはこちら

「人工甘味料は太る!」「人工甘味料はカラダに悪い!」

こうした批判がネットには多数掲載されているが、果たして本当に人工甘味料は悪なのだろうか?

今回は甘さを感じる原理から糖の構造を通して、人工甘味料の謎を紐解いていこう。


こんにちはみのです。

先日僕が運営しているモテボディのためのオンラインスクールで、こんな質問をいただきました。

こんにちはゲンドウです。
昨日もみのプロトコルαをやっていました。
だんだん最後のほうもプッシュアップがあがるようになってきましたが、まだまだきついですね。
倒立もきついです。

食事に関してご質問なのですが、プロテインと鯖缶のほかに、
ビッグホエイRTDという蛋白質補充食品を以前から飲んでいます。
ウイダーインゼリーみたいなパックに入って、糖質5g蛋白20g脂質2gという優れものです。
ただ、かなり甘く人工甘味料(アセスルファムK、スクラロース)が(恐らく大量に)入っていると思われます。
人工甘味料はカロリーはないですが原因不明の理由で太ってしまうという話もありますよね。
相関関係か因果関係か不明ですが。
プロテインにも人工甘味料が含まれているものも多く、気にしても仕方ないかもしれませんが、
人工甘味料のメリットデメリットについて何かお考えはおありですか?

お時間のある時に回答いただければ幸いです。あるいはブログの記事等あれば教えていただけましたら幸いです。

ゲンドウ

簡潔な文章で非常にわかりやすいですね。

ということで、今回はゲンドウさんの疑問に回答していきたいと思います。

目次

結論

今の所問題ないが、長期的観察は行われていないので今後評価が変わる可能性もある。

しかしダイエット視点ならばゼロカロリーに頼らねばならない食生活改善が先。

前提知識①:甘いものが食べたくなる理由は遺伝子

人工甘味料の影響を議論する前に、そのために必要な知識を共有しておきましょう。

まずは甘いものが食べたくなる理由です。

問題を正しく認識することから始めよう

Twitter やブログで質問をいただくことが多いのですが、問題解決のためのアプローチ方法が間違っている人が多いです。

「なぜ◯◯という状態が発生してしまうのか」を理解しない限り、◯◯な状態を防ぐことは不可能です。

例を挙げると彼女が欲しいのであれば「彼女欲しい~」と嘆いていても効果はないですね?

まずアプローチの方向が間違っています。

「どうしたら彼女ができるか?」ではなく、「なんで彼女がいないのか?」から考えなければいけません

そう考えれば

  1. 出逢いが少ないから
  2. 女の子と知り合えても男女の仲になれないから
  3. 付き合ってもすぐに別れてしまうから

という3つに分けることができます。

そしてその各要素を更に分解して考えることで、より理解が深まります。

例えば1.出逢いが少ないからは、

  • 今いる環境に女性がいない
  • 女性はいるが好みではない
  • 女性がいて好みではあるが生活範囲内では彼女を作りたくない
  • 女性はいて仲良くなりたいが勇気がない

のようにたくさんの要素に分解することができます。

そして自身の問題が判明したところで、その問題を解決することに全力を注げばいいわけですね。

 

いいですか?

「問題が判明」→「その問題を解決することに全力」ですよ?

いきなりその問題を全力で解決しようとするから、解決しなくてもいい問題を解決してしまうのです。

つまり「人工甘味料が不安」であるのであれば、人工甘味料の正体なぜ甘味が必要なのかを考える必要があるわけですね。

では本題。

甘いものが食べたくなる理由

これは自分(人間)中心で考えてはダメですね。

理由は全て遺伝子のせいだからです。

筋肉とモテの関連性はすでにこちらの記事で解説しているので参考にしてみてください。

つまり我々人間(生物)は遺伝子を後世に繋ぐための、一時的な乗り物に過ぎないということです。

一時的に預かっている遺伝子によって行動が決定され、遺伝子を増やす方向に向かって進んでいるのです。

慢性栄養不足だった石器時代

(※以下みのの創作です。現実は遥かに複雑ですが、極めて簡単に解説しました。)

かつて我々がまだサルだった頃、遺伝子は悩んでいました。

自分を増やしたいが、そのためにはまず乗り物(生物)をきちんと生かして、生殖させなければならない…

しかし乗り物が生きていくためのエネルギーが足りないし、そもそも乗り物はアホで何に多くのエネルギーが含まれているかわかっていない…

いったいどうしたものか。

遺伝子

こうした葛藤の末、遺伝子はきちんと次の乗り物に乗り移る方法を考え出しました。

遺伝子に言わせると問題点は3つです。

乗り物の問題点は以下の3つだ。

  1. エネルギーのありかがわからないので死んでしまう
  2. 危険に気づかず死んでしまう
  3. コピーを残さずに死んでしまう

これを順番にクリアし無くてはならない…。

遺伝子

(みの注釈)

この思考法が大切です。

遺伝子はいきなり「自分を増やす方法」を悩んだりはしませんでした。

「なぜ自分が効率よく増えないのか?」の原因を分解したのです。

みの

遺伝子は順番に解決方法を検討しました。

1.エネルギーのありかがわからないので死んでしまう

を解決しよう!

問題は何が高カロリーかわからない点だ。

ということは、口に入れて美味しければいいんだな。

乗り物が率先的に口にするように、好きな味をこの高カロリー食に割り当てよう!

遺伝子

お!なんか食べたら甘くて美味しい!

もっと食べたい!!

乗り物

よし、安定してエネルギーが補給されるようになったぞ!

(美味しくすれば勝手に食べるんだな)

次の問題は危険に気付かさず死んでしまうだ。

これは危機が迫っている瞬間には「嫌だ!」という感情を起こさせるようにしよう。

そうすれば「猛獣に襲われて逃げる」のではなく「猛獣を見かけた瞬間に逃げる」ことができる。

遺伝子

乗り物

お!ライオンだ!!怖!!

襲われたらひとたまりもないから、すぐに逃げよう!!

乗り物

更に、仲間と「生きるための情報」を共有できたら便利だな。

情報伝達手段を編み出そう!

遺伝子

お!ウホウホ言っていたら、仲間の考えていることがわかるようになってきた!

そうか、あの岩場はよく足を滑らせてケガして帰ってくるやつが多いのか。

今度からは回り道してエサを探しに行くことにしよう。

乗り物

これで死ぬ確率が著しく減ったな。

あとはコピーをきちんと作ってくれるように、性交を積極的にするメカニズムを作れば完成だ。

エネルギー問題同様、性行為に気持ちいいの信号を追加しよう!

遺伝子

お!セックスがめちゃめちゃ気持ちいいぞ。

もっともっとするために、メスを手に入れよう!

乗り物

これで次の乗り物に乗り移るための仕組みは全て作った。

あとはこのサイクルを加速させるために、コピー作成に必要な行為の報酬として「気持ちいい・幸福・快感」を与え、マイナスになることには「気持ち悪い・不安・恐怖」の報酬を与えよう!

遺伝子

気持ちいいことだけしていたい…。

不快なことはしたくない…。

乗り物

これで一生安泰だ。

遺伝子

こうして遺伝子は自身を増殖させるために最適なシステムを作り上げたのでした。

しかも自身は何もせずに、乗り物が進んで遺伝子増殖のために働くシステムです。

起業家のお手本のようなヤツですね。

つまり遺伝子を後世に伝えるために、我々は喜んで遺伝子の奴隷となり、カロリーの高い甘いものを摂取しているということです。

これが甘いものが食べたくなる理由ですね。

遺伝子の最初で最後の誤算

上記のシステムは今見ても惚れ惚れするくらい美しいものですが、遺伝子すら予見していなかった綻びが生じてくるのでした。

それは遺伝子の利己的さすら凌ぐ、人間の利己的さです。

遺伝子は自身を後世に残すために、利己的に乗り物(生物)を使いました。

一方人間は、自身の快楽のために科学技術を存分に使用し始めたのです。

遺伝子が自身の存在している場所(生物)に手を加えたように、人間も自身の存在している場所(地球)に手を加えました。

このスピードが恐ろしく早かったために、遺伝子の計画に綻びが生じたのです。

人類史は爪のアカ

そのペースはどれくらいだったのか?

単細胞生物から哺乳類になるまでの時間をかけて遺伝子は乗り物を最適化してきました。

その結果が先程のたとえ話です。

つまり現在の「ヒト」ができるまでの単細胞生物~有史時代までの気が遠くなるような時間がかかっているわけです。

単細胞生物が発生し、現在の我々の姿になるまでを左手の先から右手の先としましょう。

単細胞生物が発生しサルになるまでは、まんま左手から右手の長さです。

一方キリストが生まれてから、今あなたがこの記事を読んでいるこの瞬間は右手の中指の爪の垢ほどの時間です。

この年表で測ると、卑弥呼も織田信長もあなたも同列です。

遺伝子の誤算

遺伝子の唯一の誤算は自らが腕を広げた幅で最適化させた環境を、ヒトが爪の垢の時間で作り変えてしまったことです。

こんなはずでは…。

遺伝子

例えば遺伝子に再度腕の長さほどの時間を与えれば、高カロリー食に対する味覚を変えてくれるかもしれません。

かつては慢性栄養不足時代でしたが、現在は慢性栄養過多時代なので、カロリーの摂り過ぎで乗り物がダメになるからです。

それは遺伝子の望んだ結果ではありませんので。

しかしその次代にこの記事を読んでいる人は1人も現存ではないでしょうから、それ以外の方法を人類は必死で考えているわけですね。

 

では続いて、遺伝子が腕の長さを費やして作り上げた、味覚について紐解いていきます。

前提知識②:遺伝子が作り上げた味覚のメカニズム

味覚についてということで、まずは味覚の分類から初めましょう。

5基本味について

哺乳類は以下の5つの基本味を感じ取ることができます。

  1. 甘味
  2. 苦味
  3. 塩味
  4. 酸味
  5. 旨味

それぞれ代表的な補給源と、何のシグナルかを記載します。

種類 補給源 シグナル
甘味 砂糖

人工甘味料

糖のシグナル
苦味 カフェイン 毒物のシグナル
塩味 食塩 ミネラルのシグナル
酸味 クエン酸

ビタミンC

腐敗物のシグナル
旨味 出汁

味の素

タンパク質(アミノ酸)のシグナル

遺伝子(核酸)のシグナル

以上が5基本味に関する補給源と存在意義です。

またそれ以外の味に関しても紹介します。

辛味 唐辛子 不明
辛味 マスタード

わさび

不明
涼味 ハッカ 不明

ということで5基本味に関しては、何がしかのシグナルになっているので味覚が発達したというのが正解のようですね。

天然の甘味料が作用する仕組み

続いては今回のメインテーマである甘味に着目して解説します。

遺伝子によって効率的にエネルギーを得る手段として開発された甘味ですが、一体どの様に甘味を受容しているのでしょうか?

味蕾と味細胞

味蕾というのは舌の表面にある味細胞の集合体です。

こういった図を見たことがあるかと思います。

味を感じる部分はそれぞれ異なるという味覚分布地図ですが、これは間違いです。

「舌の場所によって感じる味覚が異なる」というのは間違った雑学なので意気揚々と披露しないようにしましょう。笑

この味細胞は寿命が約2週間で、下からどんどん新しい細胞が生まれては削ぎ落ちていきます。

更にその構造的に3つに分類でき、それぞれⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型とされています。

この中でⅡ型は15~30%を占め、甘味、苦味、旨味細胞を含みます。

ちなみにⅠ型は50~70%、Ⅲ型は5~15%です。

割合 味細胞種類
Ⅰ型 50~70%
Ⅱ型 15~30% 甘味細胞

苦味細胞

旨味細胞

Ⅲ型 5~15%

ではこのあとは甘味細胞に甘味物質がくっついてから脳が認識するまでのメカニズムを解説していきましょう。

天然甘味料の作用機構(シグナル伝達編)

(※ここからは少し化学チックな甘味受容のメカニズムなので、読みたい方だけタップして読んでください。

読まずとも整合性が取れるように書いております。)

詳しく知りたい方はこちら
茨の道コースへようこそ!

こちらを選んだあなたは筋が良いです!

是非とも科学的知見を手に入れてください!

まず甘さを感じる仕組みを分子レベルで見てみましょう。

下の図は独立行政法人 農畜産業振興機構のホームページより引用したものです。

https://www.alic.go.jp/joho-s/joho07_001042.html

まず甘味物質が受容体(情報の受け手)にくっつくことによって、甘味を感知します。

右上のTas1R2 とTas1R3 が甘味受容体に相当し、味蕾の甘味細胞中に存在します。

このTsa1R2 とTas1R3 は2つ合わさって1つの受容体として機能します。

ちなみにこの甘味受容体は7回膜貫通タンパク質という種類で、その名の通り細胞膜を7回貫通しています。

それと同時にGタンパク質と共役しており、甘味物質と結合するとGタンパクを活性化し、その後のシグナル物質として利用します。

 

Gタンパク質というのはGDP(Guanosine diphosphate:グアノシン二リン酸)が結合したタンパク質のことです。

GDP が結合している状態は不活性型(スイッチオフの状態)で、ここに甘味物質がくっつくことによって発せられるシグナルが伝わることによって、このGDP は遊離します。

体内にはGTP(Guanosine triphosphate:グアノシン三リン酸)の方が多いので、GDPが遊離すると多く存在するGTP が代わりに結合します(確率の問題)。

GTP が結合した状態は活性型(スイッチオン)となります。

この活性型状態はカスケードの下流にシグナルを伝達したり、役割を果たした後に、自らのGTPase(GTP 分解酵素)によってGTP はGDP となります。

紫のリンが3つ

Guanosine

(グアノシン)

tri(3つの)

phosphate(リン)

紫のリンが2つ

Guanosine

(グアノシン)

di(2つの)

phosphate(リン)

ということで甘味受容体は甘味物質が結合するにつれて、GDP→GTP→GDP というサイクルが回り続けるわけです。

そしてこのGタンパク質から出たシグナルは、カルシウムイオンを経由して細胞内カルシウム濃度が上昇をさせ、膜に存在するTRPM5 チャネルを活性化し脱分極を引き起こし、電依存性ナトリウムチャネル(SCNs)を介した活動電位が発生します。(ここは専門的すぎる…)

この電位の強弱が甘味の強弱につながっていると考えられています。

 

ここまでで受容体が重要した甘味という情報が、活動電位にまで変換されました。

長々と説明してきましたが、ここまでで何がわかっていればよいかと言うと「甘味は電気信号として脳に伝えられる」ということです。

これだけ覚えてください。

 

ここから我々が実際に甘いという認識をするには、脳へこの情報が送らなければなりません。

この機構は長い間不明でしたが、ついに京都府立大学のグループがCALHM1(Calcium Homeostasis Modulator 1 )チャネルという分子が、甘味細胞から伝わった甘味情報を脳細胞へ伝えるための神経伝達物質であるATP の通り道であることを突き止めました。

つまり、甘味受容体が受容した甘味情報はシグナル伝達を経て活動電位となり、その活動電位がCALHM1 チャネルを通してATP を放出し、このATPが神経終末。つまり脳への伝達を司っているということですね。

ATPというのは、こちらの記事で詳しく説明してありますが、体内のエネルギー通貨です。

構造としてはこれまで散々出てきたGTPとほぼ似たような形をしています。

右がGTP 左がATP です。

囲ってある部分がほんの少し異なります。

このわずか4分子の違いで、体内での役割が全く異なるというのも面白いですね。

ここから合流

天然甘味料の作用機構(ピタゴラスイッチ編)

さてここから合流です。

茨の道コースを選んだ方には再度の登場となってしまいますが、ここで一つの図を引用したいと思います。

これは甘味物質が甘味受容体にくっついて、そこから実際に脳が甘いものが入ってきたと認識するまでの図です。(ちなみに、独立行政法人、農畜産業振興機構というところのホームページを参照しています。)

 

この図の右上、パックマンのような形になっている部分に注目してください。

ここは受容体と言って甘味物質、例えばショ糖(砂糖)がくっつく場所です。

ちなみに生命科学でいう受容体というのは、鍵と鍵穴の関係になっています。

受容体が鍵穴くっつく物質が鍵です。

自宅の鍵で隣の家の玄関の鍵が開かないように、この甘味受容体という部分には甘味つまり甘味を感じる物質しかくっつかない仕様になっています。

逆に言えばここにくっつく物質が甘味として認識されるのです。

この鍵穴に正しい鍵が刺さった時に科学的電気信号が流れて、脳が甘いものが来たと認識します。

その流れが複雑なのですが、まさしく下の漫画ような流れになっています。

受容体が甘味物質を認識するとピタゴラスイッチ装置に、玉が落ちてくるシステムです。

女性のお尻をポンと触りますが、この触った段階で脳が「甘いものが入ってきた!」と認識しています。

言うことは、もし甘味以外のものでこのシステムを動かすことができれば、天然の甘味料以外のもので甘味を味わうことができるわけです。

それを可能にしたのが、人工甘味料ですね。

人工甘味料の作用機構

ここで再度先ほどの図に登場してもらいましょう。

今度は右上のシクラメートと書いてある部分に赤線が引かれています。

シクラメートとは別名チクロと呼ばれている人工甘味料であり、このシクラメートは甘味受容体の根元の部分。

つまり7回膜を貫通しているその膜の上の部分に結合することが分かっています。

つまり正面玄関の鍵穴に合う鍵は持っていないけれども、勝手口を勝手に開けて入ってきてしまうようなものですね。

勝手に入ってきてしまうので結局ピタゴラスイッチ装置は動いてしまい脳は甘味を感じてしまいます

 

ショ糖とは異なり、人工甘味料は往々にしてゼロカロリーです。

ちなみに天然の甘味料と人工甘味料の構造がどれほど異なるかと言うと、これほど異なります。

左がショ糖、右が人工甘味料のアセスルファムkです。

ショ糖

アセスルファムk

全く似てないですね。

ちなみに黒は炭素、赤は酸素、白は水素、緑は塩素、黄色は硫黄です。

 

基本的に人工甘味料は天然の甘味料には似ていないので、それぞれ別の部位に結合して脳が誤作動を起こすようになっています。

ここまで読んでいただいたあなたなら既におわかりかと思いますが、石器時代に最適化されている脳目線で見ると、カロリーが全くない人工甘味料を甘いと認識してしまってはいけないんですね。

理由は僕が作った物語にありましたが、高カロリー食だから甘いと感じるようにプログラミングされたわけです。

つまりゼロカロリーの人工甘味料を甘いと勘違いしてしまったら、ひたすらこのゼロカロリーの甘いものを食べてしまうので結局、個体として生きながらえることはできないという結論が見えているからですね。

つまり、人工甘味料を甘いと思ってしまうのは脳のバグです。

カロリーゼロ食品を喜んで食べるのは、生存上明らかに不利だからです。

続いて、こうしたバグを引き起こしている甘味料の種類に迫っていきたいと思います。

甘味料の種類

甘味料は糖質系甘味料非糖質系甘味料に分けられます。

糖質系甘味料とは読んで字のごとく、糖質を成分とした甘味料です。

つまりこちらはカロリーがあります

一方非糖質系甘味料は糖質を成分としない甘味料なので、天然、人口問わずカロリーがほぼゼロです。

ここで大切なポイントは、非糖質系甘味料は天然、人工問わずにカロリーがほぼゼロという点です。

天然の甘味料でもほとんどカロリーがゼロのものがあるということですね。

では実際の解説に入っていきたいと思います。

まずは糖質系甘味料から。

糖質系甘味料の分類

糖質系甘味料は大きく分けて以下の4つに分類することができます。

  1. 砂糖
  2. 澱粉由来
  3. その他の糖
  4. 糖アルコール

それぞれ見ていきましょう。

1.砂糖

言わずもがなですね。

砂糖とはショ糖、つまりスクロースです。

先ほど分子模型をお見せしましたが、これがショ糖です。

原料はサトウキビはサトウダイコンというテンサイから抽出し、純度を高めて結晶化したものです。

製造工程はこちら。

https://www.alic.go.jp/joho-s/joho07_000075.html

ちなみにこのショ糖、結晶大きく成長させると氷砂糖となります。

2.澱粉由来

まず澱粉とは何でしょうか?

澱粉とはデンプンのことです。

ヨウ素液で反応するやつです。

日本人に最も身近なデンプン、それは白米ですね。

白米を口に入れて咀嚼をすると、唾液中に含まれるアミラーゼという酵素が体温、つまり38°付近で最も活発に働き、デンプンを分解します。

デンプンは何に分解されるかと言うと、ブドウ糖はマルトースそれからオリゴ糖といったものに分解されます。

ここから分かるように澱粉由来の糖質系甘味料というのはブドウ糖、麦芽糖といった糖です。

我々に身近な糖は以下ですね。

  • ブドウ糖=グルコース
  • 麦芽糖=ガラクトース
  • 果糖=フルクトース
  • 水飴
  • 異性化糖=果糖ぶどう糖液糖
  • イソマルトオリゴ糖
  • トレハロース

砂糖と並んで食品に使われている糖ですね。

(異性化糖、別名果糖ブドウ糖液糖は清涼飲料水に入っているやつですね。)

砂糖の原料がサトウキビとサトウダイコンであったのに対し、デンプンの原料はトウモロコシや小麦米豆それから芋があります。

次、その他の糖です。

その他の糖

澱粉由来でもなく、砂糖でもないものです。

これはおそらくあまり馴染みがないので、ざ~っとなぞっていきます。

  • フラクトオリゴ糖
  • ガラクトオリゴ糖
  • キシロオリゴ糖
  • 乳果オリゴ糖
  • 大豆オリゴ糖
  • ラフィノース
  • 乳糖

ちなみにオリゴとは化学用語で、数十個という意味を表す接図語です。

最後、糖アルコールですね。

糖アルコール

糖アルコールの代表例はキシリトールです。

糖アルコールの製造方法は糖質に水素を付加(つまり還元)し、化学的に安定させるという手法が採られています。

糖アルコールは天然にも様々な種類のものが存在しますが、一般的に利用されているものは酵素反応などによって工業生産されてたものです。

種類としては

  • ソルビトール
  • マンニトール
  • マルチトール
  • 還元水飴
  • キシリトール
  • エリスリトール

などがあります。

この分類は人工甘味料と天然甘味料を分類したものではないので、糖アルコールは糖質系甘味料に含まれています。

が、厳密に分けると工業的に利用されているとアルコールのほとんどは人工的に製造されているものです。

 

しかし、スクラロースやアスパルテームと違うところは、天然にも存在するという点です。

一般的に人工甘味料として使われているスクラロース、アスパルテームは、ゼロから作り出した物質です。

つまり、地球上をどれだけ歩いても出会わない物質です。

しかし糖アルコール、例えばキシリトールやソルビトールといったものは天然にも存在します。

自然にも少量存在する物質を、大量に利用するために工業的に大量生産したものが糖アルコールです。

天然のダイヤモンドはあまり採れないので、人工ダイヤモンドを作るようなものですね。

ちなみにエリスリトールはラカント言えばピンとくる方が増えるのではないでしょうか?

エリスリトールがゼロキロカロリーな理由というのは、消化されないからなんですね。

食物繊維に代表される消化されない(というより人間では消化できない)物質のカロリーは0です。

なぜなら消化できない=エネルギーとして利用できないからです。

この分子自体はグルコースよりも小さいもので、口から入ったエリスリトール分子はそのまま尿として排出されます。

どういうことかと言うと通常の甘味料、つまりショ糖などは甘味受容体に結合し、その後消化吸収されてカロリーが発生しますね?

なぜなら消化したものはそのまま体内でエネルギーにしないといけないからです。

我々の口、それから消化器官とはそういうものですね?

 

これまた石器時代の話になってしまいますが、その時代には「食事を楽しむという感覚」はおそらくなかったと思います。

なぜなら「生きるためには食べなければならない、そのために食べる」と言った、極めて生存に直結する行為だったと想像できるからです。

そりゃ果物を食べれば美味しい!という感情はあったかと思いますが、これは美味しいから後にとっておこう!みたいな感情はなかったのではないでしょうか?

慢性栄養不足なので食べなければすぐに死んでしまうわけですね。

なので食事に楽しいという感情は歴史を刻んだ頃から、発生しているものではないでしょうか。

 

まとめると

「口から入れたものを分解して、体の中で使えるようにエネルギーに変換する」

それが消化管の役割です。

なので「甘味は感じるけれど体内でエネルギーとしては使えない物質というのは体にとってよくわからない存在」なわけです。

 

ちなみにエリスリトールは尿として排出されるので問題ないのですが、その他の糖アルコール、つまりソルビトールやマンニトール、それからキシリトールといったものは便として排出されます。

というかほとんどの物質は便として排出されますよね?

なぜなら尿は有害物質は全て濾されて無毒な形に変えられ排出される一方、便は体内の不要な物質をそのまま固めて排出されます。

なので、エリスリトールが尿として排出される以外の糖アルコールは、ほとんど全てが便として排出されるために、キシリトール使用のガムのラベルには「一度に多量摂取するとお腹を下すことがあります」と注意書きされているのですね。

つまりお腹を下してしまうんですね。

しかしエリスリトールはお腹を下す、つまり便には全く無関係な、経路を通って排出されるので下痢の心配がないということです。

 

さて、今見てきた甘味料で大きく分けた半分ですが、すでにこんがらがってきた人もいるかと思います。

そんなあなたのために、糖質系甘味料の分類をまとめたので確認してください。

続いて残り半分、非糖質系甘味料について説明していきます。

非糖質系甘味料の分類

非糖質系甘味料は天然甘味料と人工甘味料に分けられます。

まずは少数の天然甘味料についてです。

天然甘味料

天然甘味料は、ステビア甘草(グリチルリチン)といったものが分類されます。

メカニズムは甘味を感じる割にはほとんど代謝がされないという、上記の糖アルコールと大差ないですね。

さて、ここからがメインテーマの人工甘味料です。

ここからメインテーマ

人工甘味料

今回のメインテーマである人工甘味料ですが、結局のところ甘味を感じるメカニズム、そしてゼロカロリーな理由というのは糖アルコールで紹介した通りです。

このメカニズムで甘味を感じる物質はこのように分類できます。

糖由来 自然界に存在する 分類
糖アルコール
天然甘味料
人工甘味料

糖アルコールも天然甘味料も自然界に存在しますが、人工甘味料のみ人間が1から作り出したというわけですね。

では次の章で具体的な人工甘味料の種類について解説していきたいと思います。

現在用いられている人工甘味料

現在用いられている人口甘味料は主に以下の5種類です。

  • サッカリン
  • アスパルテーム
  • アセスルファムk
  • スクラロース
  • ネオテーム

まずはサッカリンについて説明していきたいと思います。

サッカリン

最も初めに利用された人工甘味料であり、砂糖の200から500倍の甘さを保ちます。

風味は痺れるような後味ですね。

サッカリンは現在、日本ではほとんど利用されておりません(歯磨き粉など飲み込まないものには使われています)。

この理由は、1960年代に行われた動物実験で発がん性が懸念されたためです。

この発がん性についてはその後の検証実験で、混入していたオルトトルエンスルホンアミドという別の成分によるものだったとして、世界的に利用は解禁されております。

しかしながらサッカリンを使用している国はアメリカ中国のみです。

日本で現在ほとんど使われてない理由は、やはり一度発がん性が疑われたということで負のイメージが払拭できないからですね。

続いてアスパルテーム。

アスパルテーム

アスパルテーム概要

アスパルテームは、おそらく現在日本で最も利用されている人工甘味料です。

組成はアスパラギン酸とフェニルアラニンから作られます。

開発元は1965年アメリカのパール薬品で、日本の味の素がパルスイートという商品名で大量生産しています。

甘さは砂糖の約200倍で、カロリーは0kcal

アスパルテームは体内で代謝されるのでグラムあたりのカロリーは4kcal/g ですが、砂糖の200 倍の甘さがあるので、使用量は砂糖の1/200 で済みます。

よってアスパルテームにおけるカロリーはほぼゼロとみなすことができます。

【余談】

ちなみに0kcal =0cal ではありません。

どういうことかというと、0kcal 表示というのは100ml あたり4kcal 以下であれば0kcal と表示してよいことになっています。

従って500ml ペットボトルで最大24.9kcal までは、0kcal 表示ができるということです。

アスパルテーム否定派

アスパルテーム(というか人工甘味料)には激しいアンチがいて、ことアスパルテームに関しては著しく強いです。

理由はアスパルテームが唯一、公式に副作用が認められているからです。

否定派の声に耳を傾けてみましょう。

否定派が曰く、

アスパルテームは悪魔の毒薬であり、失明脳障害心臓発作アルツハイマー機能低下うつ病、がある

とのことです。

しかしながら、この中で公式に認められている副作用は知能低下のみです。

しかもその副作用に関してもフェニルケトン尿症という病気を持つ新生児が、アスパルテームの代謝物質であるフェニルアラニンを大量摂取すると発生するというものです。

フェニルケトン尿症を持つ新生児は8万人に1人と言われていて、しかもその症状の有無は出生時にわかり両親に申告されます。

従ってこの知能低下というのは、アスパルテームが悪いというよりフェニルアラニンが悪いですね。

そもそもフェニルケトン尿症を持つ新生児は、フェニルアラニンを大量に摂取してはいけないので。

なので我々が自らの意思で摂取する場合に限り、その後様々な追加検査が行われた結果、化学的知見から人体に有害であるという結論は導かれておりません

アセスルファムK

アセスルファムkは、日本ではアスパルテームと並んで多く使用されています。

砂糖の200倍の甘さを保ち0kcal /g です。

1967年にドイツで偶然発見され、日本では2000年に認可が降りています。

スクラロース

スクラロースは1991年のイギリスで農薬の研究中に偶然発見された人工甘味料で、日本では1999年に認可が下りています。

ショ糖(砂糖)の600 倍の甘さを誇り、こちらも0kcal /gです。

構造はショ糖の3箇所の水酸基を塩素に置換して作られています。

この3箇所を

こうすると

こうなる

こうしてスクラロースは作られます。

ネオテーム

最後はネオテームです。

ネオテームはアスパルテームの改良品で、課題であった熱に弱いという部分に改善が見られています。

アスパルテーム

ネオテーム

改良部分はピンクのNew ですね。

特徴は熱に強く、砂糖の7,000 ~13,000 倍の甘さを誇ります。

他にもアルコールに溶けやすく水にはやや溶けにくいという点があります。

この1つの中では最も新しい人工甘味料ですね。

 

お待ちかねのまとめ、人工甘味料編です。

これらは5種類の人工甘味料ですが、身近に利用されている例としてどのような食品や飲料があるのでしょうか?

次の章では身近な人工甘味料として、トレーニングをする際に補給するプロテインやそれからコンビニで買える食品や飲料に入っているのかという点をお伝えしていきます。

身近な人工甘味料

このブログはモテるために筋トレを推奨するブログなのでまずは必須のプロテインに含まれる人工甘味料からご紹介します。

プロテイン(海外製)

僕は常々

プロテインは海外製のものがいいよ

みの

という話をしていますので、まずは海外製のプロテインに含まれる人工甘味料について見ていきましょう。

今回調べたのは以下の5つのメーカーです。

  1. Optimum Nutritioin
  2. BSN(シンサ)
  3. muscle pharm
  4. ALL MAX
  5. マイプロテイン

含まれていた人工甘味料を一覧にしました。

ブランド名 アセスルファムK スクラロース
Optimum
BSN
mp
ALL MAX
マイプロ
各種画像はこちら

オプチ

BSN

muscle pharm

ALL MAX

マイプロテイン

つまり、海外製のプロテインに含まれる人工甘味料は、ほとんどがアセスルファムk とスクラロースということがわかります。

この結果を見て、アンチ海外派の人は

なんだよ!海外のプロテインは二つも人工甘味料を使っているのか!!けしからん!!

アンチ

と思ったかもしれません。

では続いて日本製のプロテインを見てみましょう。

プロテイン(日本製)

日本製のプロテインは海外製よりも数多く調べてみました。

調べた商品は以下の6つです。

  • ザバス
  • グリコ
  • ウィダー
  • DNS
  • ゴールドジム
  • アルプロン

同様に含まれていた人工甘味料を一覧にしてみました。

ブランド名 アスパルテーム アセスルファムK スクラロース ネオテーム
ザバス
グリコ
ウィダー
DNS
ゴールドジム
アルプロン

うん、日本のほうが多いですね、種類は。

各種画像はこちら

ザバス

グリコ

ウィダー

DNS

ゴールドジム

アルプロン

確かに用いられている人工甘味料の種類は日本製のプロテインの方が多いのですが、

たくさん人工甘味料が使われているから日本製は悪い!

みの

ということを言いたいのではありません。

事実として日本製の方が種類がたくさん使われていて、容易に想定できる

海外製のものは人工甘味料がたくさん入っていて悪い!

アンチ

という主張に対する反論です。

ここまででプロテインを見てきましたが、他にトレーニング関連で使われてる商品をいくつか見てみます。

ワークアウトドリンク成分

BCAA

トレーニングの際に飲むと良いと言われているBCAAです。

BCAAに関しては、エクステンド以外の選択肢が現在みのの中ではないので、エクステンドについて解説していきます。

スクラロースと、アセスルファムkが入っています。

このことから海外製のサプリメント(プロテインやBCAA)には主にアセスルファムkとスクラロースが使われていることがわかります。

アクエリアスゼロ

一方日本のスポーツドリンクはどうか。

僕の家に転がっていたアクエリアスゼロを見てみましょう。

裏の成分表記には、スクラロース、アセスルファムkが書いてあります。

やはりスポーツ領域における飲料ではスクラロースとアセスルファムkが国内外ともにメジャーということがわかります。

小売店で考える人工甘味料

続いては番外編として、スポーツ以外の分野における人工甘味料について見ていきたいと思います。

舞台はコンビニやスーパーといった、我々が日常買い物をするお店(小売店)です。

基本的に肉や魚、野菜といった生鮮食品を除いた加工食品のうち、カロリーゼロやカロリーオフ、ゼロカロリーといった表記が記載されている食品は人工甘味料ないし糖アルコールなどの天然甘味料が入っていると考えてもらって構いません。

理由はそれらの甘味料のカロリーが極めて低いという部分に鍵があります。

 

どういうことかと言うと、そのまま天然の作っちゃうとカロリーがあるわけですよ。

甘さをショ糖や果糖ぶどう糖液糖といった澱粉由来の糖でつけないといけないからですね。

すでに学習したようにこれらの図は炭水化物ですので4kcal/g あります。

これよりもカロリーを下げるとなると、その他のカロリーほぼゼロの甘味料を使わざるを得ないということですね。

正規の甘味料メカニズムではなくて、その他のシステムのバグをついた甘味料ではないと、ほぼゼロカロリーというのは成し遂げられないわけです。

原理的に不可能なわけです。

すなわち「甘味料避けたい!」という方は、このゼロカロリーやカロリーオフといった表記に惑わされずに、通常のものを選べばよいですね。

コーラだったらゼロカロリーではなくて通常のコーラ。

コカ・コーラで言うと黒のラベルではなくて、通常の赤いラベルを選べばいいということです。

「ゼロカロリーだけど人工甘味料を使っていません」が通るほど甘くはないよってことです。

ちなみにコカコーラゼロカロリー、含まれている天然甘味料は

  • アスパルテーム
  • アセスルファムk
  • スクラロース

です。

当然ですが赤ラベルのオリジナルテイストには、人工甘味料は含まれていません。

通常の果糖ぶどう糖液糖で甘さを出せるからですね。

 

ここまでで、人工甘味料が含まれている商品をご紹介してきました。

ですが実際にあなたが気になっている部分というのはここから先だと思うんですね。

それはズバリ人工甘味料は危険なのかというところだと思います。

お待たせいたしました。

人工甘味料のデメリットというタイトルで、人工甘味料が与える悪影響を解説していきたいと思います。

人工甘味料のデメリット

インターネット上には、人工甘味料によって糖尿病のリスクが高まったり、カロリーゼロなのに太ったり依存性があったり、それから下痢の副作用があるといったことが書かれております。

人工甘味料それぞれの副作用としては、発がん性の懸念や白血病との関連も強く疑われているといった記載もあります。

これらがすべて本当であれば、直ちに使用中止した方が良いほどの健康被害が出ていることになります。

果たしてこれらの記述は本当なのでしょうか?

解説していきましょう。

サッカリンとアスパルテームの被害

人工甘味料の副作用で公式に認められているものは、以下の2つです。

  1. アスパルテームのフェニルケトン尿症を患う新生児への影響
  2. サッカリンの腸内細菌叢への影響

それぞれ解説していきます。

1.アスパルテームのフェニルケトン尿症を患う新生児への影響

これはすでに解説しましたね?

アスパルテームがフェニルアラニンとアスパラギン酸の化合物であることから、フェニルケトン尿症患っている新生児がアスパルテームを大量に摂取すると知能障害を起こすことがあるということです。

しかしながらこれはアスパルテーム自体の問題点というよりは、そもそもフェニルケトン尿症の新生児はフェニルアラニンを摂取してはいけないというという部分にそもそも問題があるわけです。

もしこの理由でアスパルテームの使用を禁止するべきだ!という、意見があったとします。

一部の新生児に障害が出る可能性がある危ない化学薬品は、一刻も早く排除するべきだ!!

アンチ

では卵は?

みの

なんで卵なんて禁止にしなくてはいけないんだ!!

アンチ

卵アレルギーのひとは食べられないからです。

みの

それは…。

アンチ

トンデモ理論ですね。

スポーツをしていてケガしたらそのスポーツが悪いのではないです。

死亡事故が起きるのは車が悪いのではないです。

「物」に善悪はありません

次。

2.サッカリンの腸内細菌叢への影響

これが唯一確実な、万人に当てはまる副作用です。

サッカリンの腸内細菌叢への影響ということでマウスにおいて実験がされました。

どのような実験かと言うと、以下の2種類のマウスを用意しました。

  • ブドウ糖を摂取させるマウス
  • サッカリンを摂取させるマウス

この2種類のマウスにそれぞれの甘味料を摂取させて、ブドウ糖負荷試験にて耐糖能を調べました。

ブドウ糖負荷試験とは、ブドウ糖を飲ませてインスリンの分泌状況を計測する試験です。

結果は、サッカリンマウスのみ耐糖能異常が見られたということです。

さらに驚くべきことはブドウ糖、サッカリンマウスではそれぞれ腸内細菌叢の分布が異なっていたということです。

その後、サッカリンマウスの腸内細菌を無菌状態で育てたマウスの腸内に移植したところ、この無菌マウスはサッカリンを摂取していないにも関わらず、耐糖能に異常が発生したということです。

さらにこの実験は人を対象にしても行われており、人においてもサッカリン投与にて耐糖能異常が発現したということです。

耐糖能異常というのは簡単に言うと、糖を摂取した時に血糖値が正常に上昇下降するのではなくて、急上昇急下降するということです。

また、サッカリンの投与前後で腸内細菌叢分布の変化もいられたとのことです。

 

つまりこの実験からわかることは、サッカリンはマウスにおいても人においても腸内細菌叢に変化を起こし、その腸内細菌叢が耐糖能異常を引き起こしている可能性があるということです。

とは言え日本ではサッカリンはほとんど使われていないのでご安心を。

ここで問題となるのは人工甘味料を摂取しているにも関わらず、天然甘味料であるブドウ糖の代謝異常を引き起こしてしまうというところです。

人工甘味料は糖尿病発症リスクを上昇させる?

アスパルテームの被害以外にも、「ダイエット飲料の摂取自体が糖尿病発症率を増加させる」という研究結果もあります。

これは日本での実験です。

実験概要

富山県の金属製品製造、事業所の糖尿病のない35から55歳の男性2037人に対して行われた調査です。

2003年の段階で健康診断を実施し、その後、2010年までの7年間で新たに糖尿病発生患者の数を見ました。

結果は7年間で新たに170人が糖尿病を発症し、その中で週に1カップ(273ml )以上をダイエット飲料を飲む人は飲まない人に比べて1.7 倍糖尿病発生率が高かったという結果が出ています。

この実験は事実を見るととても精度の高いものだと思います、

理由は2000 人に対して7年間も追跡調査を行っているからですね。

ここまで大規模なものはあまり見ないので、精度は高いと思います。

一方ここで問題となるのが、糖尿病発生率というのはダイエット飲料の摂取量によってのみ決まるのか?というところです。

どういうことか?

糖尿病リスクの増加はダイエット飲料摂取の結果なのか?

今Aさんと、Bさんという2人の男性がいます。

Aさんはさんは一般的なサラリーマン、Bのさんは意識の高いサラリーマンです。

お互いのプロフィールを見てみましょう。

内勤のサラリーマンでランチは丼物運動は特にせず、休日は家でネットサーフィンをしたり、ゲームをしたりして過ごす。

Aさん

業種は営業で、少なめの定食にしカロリーを気にしています。また、運動不足になりがちなので一駅余分に歩いたり週に2回は筋トレをします。

Bさん

この2人の自己紹介だけを見て、あなたはどちらがAさんでどちらがBさんだと思いますか?

まあ十中八九こうですよね?

ではどちらがダイエット飲料を日常的に飲んでいそうですか?

そう。

つまりAさんはダイエット飲料を飲む飲まないに関わらず、元々の食生活が糖尿病になる可能性が極めて高い人なのです。

もっと簡単に言うと、

ダイエット飲料を飲む母集団がそもそも糖尿病リスクが高い可能性がある

ということです。

みのがダイエット飲料を飲むかと言われたら飲まない話

具体例を挙げると、例えばコカコーラ。

目の前にコーラが並んでいます。

通常の赤いコーラ、それからゼロカロリーの黒いコーラ。

僕が「どっち飲む?」と聞かれたらおそらくこのような回答になると思います。

みのさんどっち飲む?

普通の!(黒風味違うし…)

みの

なぜなら黒いコーラを飲むという選択肢が僕にはないからです。

普通のコーラを飲んだところで太らないし

一方少しでも体重を気にしていたり、「自分は太っている」という自覚がある人はやはり黒いコーラを飲むという選択肢が出てくるんだと思います。

自分の食生活や生活習慣が悪いのを自覚しているが故に、こうしたところで少しでも日頃の悪い行いを帳消しにしようとするのですね。

そういった背景も考慮しないといけないので、実験からわかることは

  1. 7年間で新たに170名が糖尿病発症
  2. ダイエット飲料を恒常的に飲んでいた群の方が発症リスクが1.7倍高かった

のみです。

糖尿病リスクの増加が本当にダイエット飲料に含まれる人工甘味料によって起こったのかまではわからないということです。

要因ではあるが原因であるかは不明ということです。

 

とはいえこれでは満足出来ないかと思います。

実際にネットでは人工甘味料は血糖値を上げるということも言われています。

なので今年に入って人工甘味料のみを摂取した場合に血糖値が上がるのか?というメタアナリシスが発表されました。

人工甘味料への誤解

人工甘味料は血糖値を上げるは嘘

スクラロースはインスリン分泌を亢進する

2013年に行われた実験では重度の肥満者17人(BMI42以上)を被験者として、水、またはスクラロースを飲んだ後にブドウ糖負荷試験を行いました。

その結果、スクラロースを飲んだ後の方がインスリン分泌が20%高まるという研究結果が得られています。

なので「人工甘味料は血糖値を上昇させる」ということも言われていますが、実際はどうなのでしょうか?

ここで注意しなくてはならないのは、インスリンが分泌されることと血糖値の上昇はイコールではないということです。

血糖値の上昇は、口から摂取した糖が血液に流れている時に起こります。

一方インスリンは、血液に流れる糖を細胞内に引き込む役割をインスリンというホルモンが果たしています。

なので糖を摂取したときにそのホルモンが分泌されるということです。

人工甘味料は、糖を含んでいないにもかかわらずインスリンが分泌されてしまうとインスリン機能としては空回りしてしまうわけですね。

インスリンは空回りをしていますが、それによって血糖値が上がるというのは誤りだということがわかります。

なぜなら糖は摂取していないので、血糖値の上がりようがないからですね。

仮に血糖値が上がるとするとその他はどこから来るんでしょうか?(厳密にはグリコーゲン、脂肪、筋肉などたくさんありますが…。)

そもそもなぜ重度の糖尿病患者を研究対象としたのかもわからないですし。

ということなので、別の研究結果を!

人工甘味料自体は血糖値上昇を引き起こさないことを証明する論文

2018年5月15日、European Journal of Clinical Nutrition に人工甘味料単体で血糖値上昇効果があるかどうかを調べた研究が掲載されました。

内容は人工甘味料自体に血糖値を上げる効果があるのかを調べた29件の研究を対象に行ったランダム化比較試験を対象にしたメタアナリシスによって導かれています。

その結果、人工甘味料自体に血糖値上昇効果がないことがはっきりと示されています。

該当論文overview へのリンクはこちら

次も人工甘味料に対する噂のウソを暴きます。

人工甘味料の依存性の嘘

ネット上で囁かれている人工甘味料は血糖値を上昇させるはウソと言うことは解説しました。

続いては「人工甘味料は依存性が極めて高いはウソ!」について解説します。

人工甘味料の依存性を調べる実験

これは2007年にフランスで行われた実験です。

今、マウスが二つのレバーを押せる環境にいます。

A のレバーを押すとコカインが静脈注射されます。

B のレバーを押すとサッカリン水が20秒飲めます。

これを学習させた後にどちらのレバーを押すかという研究です。

結果は至ってシンプルでした。

通常のマウスは迷うことなくB 、つまりコカインよりもサッカリンを選んだわけです。

追加実験で通常マウスではなく、すでにコカイン中毒にしたマウスを用いて同様の実験をしました。

結果はどうなったでしょうか?

なんとこの場合もマウスはB 、つまりサッカリンを選んだのです。

これが人工甘味料はコカインよりも依存性が高いと言われる所以ですね。

ところがこの研究は恣意的にねじ曲げられて伝えられています

実はこの実験には更に続きがあるのです。

コカインはそのままで、B のレバーをサッカリンではなくて砂糖にした研究もあるんです。

つまりコカインのA と、砂糖水のC を比較する実験です。

結果は?

マウスはA のコカインではなくて、C の砂糖入りの水を選んでいます。

正しくは人工甘味料だけではなくて砂糖もコカイン以上の中毒性があります。

なのでこの実験結果から「人工甘味料はコカイン以上の中毒性で危険だ!!」と発信しているのは人工甘味料を撲滅したい人たちのプロパガンダですね。

事実を報道するなら「砂糖もサッカリンもコカイン以上の中毒性がある」とすればよいではないですか。

それをしないのは、明らかに意図がありますよね。

 

よってここでわかることは、中毒性を引き起こしているのは人工甘味料ではなくて甘味ということです。

「甘い」というのはそれだけ中毒性、つまり生きていく上で必須の情報だったわけです。

何度も注釈を入れて恐縮ですが、本実験で使われているサッカリンは、日本ではほとんど使用されておりません。

またサッカリン以外の人工甘味料の依存性に関しては実験されておりません

 

とは言え人工甘味料も砂糖同様にコカイン以上の依存性があります。

最終章は結局人工甘味料を摂取することに問題はあるのかを、みのの立場からお伝えします。

みのの立場

人工甘味料に対する僕の立場は以下の3つの意見に集約されます。

  1. 人工甘味料には徹底的に避けなければならないほどの害はない
  2. 通常のコーラとゼロカロリーコーラなら間違いなく普通のコーラの方が太る
  3. 人工甘味料が問題なのではなく、ダイエット飲料と普通の飲料で迷うような生活習慣がいけない

それぞれ解説していきましょう。

1.人工甘味料には徹底的に避けなければならないほどの害はない

ここまでたくさんの人工甘味料の種類とそれぞれに対する研究を解説してきましたが、その中で正式に危険性が告知されているものはフェニルケトン尿症新生児におけるアスパルテームと、サッカリン摂取における耐糖能異常のみでした。

新生児はこのブログ記事を読むことはできないので除外するとして、残すはサッカリン摂取における耐糖能異常のみということになります。

なのでサッカリンに関しては多少の副作用があるということは言えますが、日本でサッカリンは食品にはほとんど使われておりません。(詳しくはサッカリンの項目を参照。)

大量摂取が危険なのは人工甘味料に限らない

それからもう一つ大切な視点があります。

それは、醤油ですら1リットル飲むと死ぬということです。

人工甘味料に限らず食物は多量摂取すれば何らかの影響を与えます。

当たり前ですよね?

栄養素単位で見たときには、サプリメントとして利用されているビタミン類ですら、摂取しすぎると様々な副作用が生じます。

更には安全摂取上限量を策定するために、副作用が生じるまでに大量摂取させるのは当然です。

(でないとたくさん摂取した際にどうなるかがわからなくて危険だからです。)

その結果を見て、「◯◯は摂取するとこんなに危険!」と煽るのは少し違うのではないかと思うわけです。

2.通常のコーラとゼロカロリーコーラなら間違いなく普通のコーラの方が太る

これは人工甘味料の良し悪しという話ではなく、太るという観点でみれば、ゼロカロリーのコーラより間違いなく太ります

人工甘味料批判は結論ありきなので人工甘味料を悪者にしたがりますが、もう一方の砂糖を選んだ場合には普通に太りますよ。

というか太るから、カロリーオフの商品が開発されたんじゃないですか。

そして砂糖は、人工甘味料同様コカイン以上の依存性があるからですね。

検索結果はほとんどある人の記事で占められている

人工甘味料の怖さは比較的全国に知れ渡っているので、気になった方はググると思います。

そのググった結果、人工甘味料系の検索結果に出てくる記事はほとんどがある方の記事で占められています

それに関する僕のツイートがこちら。

もちろん僕も分からないことはインターネットで調べたりするのですが、そこで出る記事出る記事全てこの人のインタビューなんですよね。

出てきた記事でいうとこんなところですね。

いずれも検索上位に出てきます。

ブログを書く以上僕も記事を読んだのですが、どうも違和感を感じたのです。

その違和感を拭えないままググっていると、この方本も書いています。

そのレビューで違和感の正体に気づき嫌々ながらもしょうがなく本を買って読んだ結果確信しました。

それっぽく書いてあるだけなんです。

「人工甘味料は悪!」という結論に誘導するための本なんですね。

  • 人工甘味料は体に悪いです
  • 知り合いにはこういった症状を訴えてる人もいます
  • こういったことも言われています
  • こんなこともあるかもしれません

というのを並べた本ですね。

(ほんとに買わなくていいですよ。)

アマゾンレビューの評価も真っ二つで、そのなかで最も参考になった方のレビューを参考にさせていただきます。

ブースカさん(2013年10月28日2013年10月28日)

私も人工甘味料が安全かどうか気にしており、それもあって本書を手に取ったのですが、残念ながら本書は、全般的に結論先にありきで読者を人工甘味料は危険である、という結論に誘導しようとする意図が見え、説得力を欠いています。

筆者によれば、数々の研究により、人工甘味料には下記のようなリスクがあるとのことです。

1.定期的な摂取で、人工甘味料不使用の飲料を飲んだ場合よりも太る傾向がある
2.インシュリンの分泌を昂進するため、II型糖尿病発生のリスクが高まる
3.依存性がある
4.特に、サッカリンはコカイン以上の依存性がある
5.腎機能低下の恐れがある
6.アスパルテームは、知能低下、発がん性の恐れがある
7.脳卒中や心筋梗塞のリスクを高める
8.鬱病発生のリスクを高める

また、人工甘味料を使っていない清涼飲料に含まれているブドウ糖果糖液糖(異性化糖)は、肥満、II型糖尿病のリスクを高めるとのこと。

こうなってくると甘みのある清涼飲料水はほとんど有害、ということになるのですが…。

1.項は、二名の体験談と、ラットの実験だけを根拠としています。人を対象にした実験データが欲しいところです。

2.項は、動物実験、及びワシントン大学の実験を根拠にしています。ただ、ネットで調べると、このワシントン大学の実験は、BMI42以上という、「超超肥満」な人たちを対象にしたものであり、これを一般化して良いのかどうか、正直、疑問です。そして、何故普通の体格の人に実施しなかったのか?また、本書には、被験者のBMIについては全く書かれていません。何故?

3,4項は、見出しに「コカイン以上の依存性」とあるので、読み進めていくと、実は現在日本では食品には使われていないサッカリンのことだと書いてあります。ぱっと目には人工甘味料全般にコカイン以上の依存性があるのかと勘違いしてしまう、誤解を招く見出しだと思います。

5.項は、ネットで調べると、「11年間にわたる調査の結果、人工甘味料入りの飲料を一日2杯以上飲んでいた人は、それ以下の人に比べて腎臓機能低下のリスクが有意に高まるが、人工甘味料不使用の飲料を飲んでいた人には、このような傾向は見られなかった」とありました。ただ、有意に高まった腎機能低下リスクが、人工甘味料不使用の集団と比べて高いのか、低いのかについては記載がありませんでした。

6.項は、アスパルテームが分解されて生じる物質が、神経に作用したり発がん性を高めたりする「可能性がある」、という記述のみで、それを裏付ける実験データは示されていません。

7.項は、根拠としている研究の詳細を見つけることができませんでした。血管系疾患のリスクが43%高まるとのことですが、これは正しいのかもしれません。

8.項は、理屈は説明されていましたが、それを証明する実験データの記載はありませんでした。6.項同様、あくまで推定の域を出ていない記述です。

—————————————————————————-

(2013/11/18追記)
本書を読んで、数々の疑問を感じたのは、私自身ビールをやめてからその代わりにカロリーゼロの清涼飲料をよく飲んでおり、筆者が書いていることが真実であれば、私自身にも思い当たることがあるはずなのに、何ら自覚症状が無い、ということからでした。
わたしは「計るだけダイエット」をやっていたため、いまだに毎朝体重を量ってグラフに付けています。カロリーゼロの清涼飲料の摂取が体重の増加をもたらすと言うデータは出ていませんでした。また、私は甘いものは好きですが、人工甘味料中毒にはなったことがありません。甘いものが欲しいと思ったら、人工甘味料のものでも砂糖のものでもOKです。
そして、今年の人間ドックでは、脳ドックと心臓ドックも受けましたが、特に異常を指摘されることも無く、また、糖尿病の指数も、昨年より低下しました。

上記の通り、自分の体が筆者の言うような症状を全く呈していないため、何故筆者がそのような結論に至ったのか、というところに自然と目が行ってしまいました。

まさにそうです。

科学的根拠なしの恣意的な伝え方です。

BMI42 以上という超肥満者の実験を引用したり、砂糖にもコカイン以上の依存性があることをわざと伝えなかったり、サッカリンにおける実験なのにあたかも全ての甘味料において当てはまるような論調だったりと。

人工甘味料は体に悪く、撲滅するべきだという結論に誘導しています。

(今回の僕の記事では良い点も悪い点も全て開示しています。僕は人工甘味料を批判することによってお金をもらっているわけではないので、なんの問題もありません。)

一方こんな評価の人もいます。

様々な人工甘味料が開発され,口に入れる機会が増えてきているので,そもそもどういう物質なのか,さらに安全性はどうなのかを知りたいと思い読んでみました.

スクラロースが殺虫剤の開発中に偶然発見されたもので,ショ糖の水酸基の一部をを塩素で置き換えたものということに驚き,さらにアセスファムカリウムには塩化メチレンが含まれていることに驚き,さらにさらにネオテームには3,3-ジメチルブチルアルデヒドが含まれていることに驚きました.

「本当は怖い人工甘味料の裏側」という副題から想像されるような扇情的な書き方ではなく,きちんと引用文献を示していて,トンデモ本とは一線を画しています.

以前、仕事中にまでガムを止めることができなくなり、上司に呼び出しの上、怒られなんとかガムを噛むのを止めました。

解雇も視野に入るまでどうして自分の意志で止めることができなかったのか不思議でなりませんでした。
私はかなり強固な意志の持ち主なので。

ですが、これを読んでその理由がわかりました。ガムに使われている人口甘味料が原因でガム中毒に陥っていたのだと。

もしこれが清涼飲料水だったら、仕事中もガブガブ飲んでも怒られることもなかったと思うとそら恐ろしい思いがします。

人口甘味料の依存性の怖さを身をもって知りました。

感想がそもそも日本語的におかしい部分が多々ですし、最後の方へはこんな痛烈な返信が来ておりました。

あなたがガムをやめられないのは甘味料のせいではありません。
この本で中毒性が問題されてるのはサッカリンです。

サッカリンはずいぶん前から添加物指定されていて、今では一部の漬け物や歯磨き粉くらいしか使われてません。

今時サッカリン入りのガムなんてほぼ無いですよ。
ほとんどがキシリトールやアスパルテームです。これらに中毒性はありません。

甘味料ひとくくりにして、責任転嫁してしまう方が怖いことです。

うん、僕もそう思う。

 

これらは全てこの本を読んでの感想です。

つまり、この本は科学的文章を読んだことがない方(日本の半数以上の方)に間違った情報を広めている本です。

さらにググるとこの方のインタビューが圧倒的に多いので、同じ結論を導くための記事が大量に拡散されています。

おそらく本人は人工甘味料が本気で悪いという信念のもとにこうした活動をしている(もしくはカネをもらっている)かと思いますのでどちらが悪いということは言えないですが、みのはその結論と結論を導く過程がおかしいと思ったのでこうした記事にしております。

「0カロリーだから他に食べても大丈夫」という甘い考えが健康被害を引き起こす

ここまで読むと、みのは人工甘味料全推しなのか?という話になるかと思うんですが、そんなことはないですね。

あくまで人工甘味料というものに対して中立な立場で、どのような物質があって、どのような環境にあって、どのような被害が出ているのか、メリットはこういうものですというのを解説している記事です。

なので人工甘味料に否定的な意見を言うと、人工甘味料入りの食品には1点だけ明らかにデメリットがあります。

それは何かというと慢心です。

「俺はゼロカロリーだから他に食べても大丈夫」

という慢心から、他のカロリーがある食べ物や飲み物を余分に摂取してしまう。という面はあると思います。

トクホの黒烏龍茶を飲んでいるから、今ランチで食べた丼分のカロリーはなし!

というメタボまっしぐらの親父や

脂肪を溶かすサプリ飲んでるからこのパフェ食べても大丈夫!

というスキニーファット女性と変わらないですね。

いくら人工甘味料がゼロカロリーとはいえ、他の食べ物で食べ過ぎていたら、そのゼロカロリー分も全く意味がなくなってしまいますよね。

ということは、最終的にこの結論が導けます。

3.人工甘味料が問題なのではなく、ダイエット飲料と普通の飲料で迷うような生活習慣がいけない

結局ダイエット飲料と、普通の飲料で迷うような生活習慣がそもそもいけないということがわかります。

通常の砂糖入りの飲料には人工甘味料は使われておりません。

理由は散々説明してきましたが、人工甘味料は甘味を出したいけれどもカロリーをゼロにしたいという場合にのみ使われます。

カロリーの制限がなければ人工甘味料を使う必要はないですね。

つまり人工甘味料の危険性云々と言う前に、甘味料入りの飲料や食品を摂取しなければならないような環境を変えなければならないということです。

なぜならそのような生活習慣では、放っておいても糖尿病やその他の生活習慣病を発症するからです。

糖入りの飲料はなるべく生活から排除し、水、お茶、コーヒーを摂取することをオススメします。

というかこの3つで満足できる生活に正していくことをオススメします。

結局人工甘味料は危険なのか?

最後のまとめとして、結局人工甘味料は危険なのかということを一言で述べると、

100%安全とは言い切れないが、有害である根拠もほとんどない

みの

です。

現状深刻な健康被害は出ておらず、そもそも一日の摂取量も一日摂取許容量(ADI)として国際連合食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同機関(JECFA)が厳密に定めています。

つまり世界中のエリート研究者が散々実験を重ねて、さらにそれを世界のトップ機関が精査した結果、日常的に摂取しても問題ない量が定められているわけです。

仮に以前出した結論が間違っていた場合、彼らは威信やプライドを優先せず、きちんとその有害性を世間に提示し使用を禁止します。

これはサッカリンが一時使用停止になった事からも分かると思います。

その後にきちんと検証実験がされて、安全性が再度確認された段階で使用が解禁されるわけですね。

なので現在、使用が許可されている人工甘味料はほとんどの確率で安全ということがいえます。

「ほとんどの確率」と言ったのはサッカリンの例のように、後にこの理論が覆る可能性は0ではないということですね。(あることを証明するのは簡単ですが、ないことを証明するのはほぼ不可能です。)

 

人工甘味料自体まだ使用されて年数の浅い化合物なので、3世代後の影響というところまでは追いきれていないのが現状です。

JECFA が問題ないと言っている以上、これからも人工甘味料の使用量や利用ペースといったものは増えていくと思いますし、トレーニングをしているあなたが日常的に摂取するプロテインやBCAAといったものにも含まれています。

これら全てを生活から完全に取り除くことは不可能です。

全く運動せずにランチに丼ものを食べたり、スイーツを食べ歩きしている社会人は「まずは自分の食生活を整えることから始めましょう」というアドバイスになると思いますが、普段から高タンパク低脂質の食事をし、日常的にトレーニングをして体を動かしているあなたは、人工甘味料のリスクにおびえプロテインやワークアウトドリンクを飲まないということになるのであれば、そこは気にせずにこれまで通り摂取してボディメイクに励むのが良いのではないかと思います。

まとめ

今の所問題ないが、長期的観察は行われていないので今後評価が変わる可能性もある。

しかしダイエット視点ならばゼロカロリーに頼らねばならない食生活改善が先。

PS.

ちなみに人工甘味料がそれほど健康に害を及ぼすと本気で思っており、きちんとした証拠もありのであれば、一般大衆向けの本を出すのではなくて、実験を積み重ねて由緒正しきジャーナルに論文載せ、世界の使用基準を変えれば良いと思うのは僕だけでしょうか?

それができないということは…。

>>次のページは

【決定版】筋トレの効果を3倍に上げるために知っておきたい睡眠の全て

「え?これ無料の範疇超えてません?」と言われた
モテるための筋トレスクールに体験入学しませんか?

教科書より重いものを持ったことがない筋トレ初心者でも、1.5年で女性に「カラダカッコいい!」と言われ、自分ひとりで筋トレを継続する知識習慣が身につくオンラインスクールへ14日間無料でご招待します。

  • 有料級トータル7時間のセミナー映像
  • 15分の筋トレ電話コンサル
  • 自分専用ページの会員サイト

を含む18個の無料プレゼントをあなたも今スグ手に入れよう!

この記事を書いている人 - WRITER -
日本で唯一「モテるためのボディメイク」を教えているモテボディの専門家。マッチョになるためではなく、女性にモテるための身体づくり情報をお届けしています。 筋トレは手段です。モテるために使い倒してやりましょう。
詳しいプロフィールはこちら

◆回答率100%!本気の筋トレ相談実施中!!◆

この下のフォームから質問・感想をいただければ個別に記事として100%回答します!
早速下から質問を送ってみよう!

この記事へのコメントはここから送ってください!

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Copyright© モテボディメイクアカデミー , 2018 All Rights Reserved.